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■ 解説

ある日テロリストによる革命が成功し、
ストリッパーが公務員とされ、
みんなが同じ名字「スミス」に変わる−

 「スミスの法則」は、女性向け月刊ファッション誌編集長の景山美香による脚本と、作詞家であり、パフォーマンスアートのプロデュースを行ってきた下郷亜紀の演出により、1988年に発表された戯曲。映画「スミスの法則」は、この作品を時代設定を1930年代に変えて映画化したものです。

 監督には、日本国内をはじめ、ニューヨーク、シンガポール、パリ公演を成功させてきた実績を持つパフォーマンスグループ「グラインダーマン」のメンバーである大下智樹。自ら舞台に立ってきただけでなく、数々のパフォーマンスアーティストの記録映像を残してきた彼の、本格的な監督デビュー作品。

 主演男優には元・明和電機代表取締役社長、土佐正道を起用。音楽も彼が手がけます。主演女優はダンサーであり、ラジオDJも務めるRAY(中澤礼子)。キャストは、上記のグラインダーマンのメンバーをはじめ、Toastie(トーストガール)、ヴォイスパフォーマーの柚楽弥衣、スメリー、増殖ダンサーズのクロノズら、海外公演を含め数々の実績を持つパフォーマンスアーティスト達です。

 低予算の自主制作映画とはいえ、今をときめく豪華な顔ぶれが数多く参加したことと、革命を「極めて個人的なできごと」と解釈した、過激かつ官能的な表現は、カルト的な人気を集めること必至。
 また、不景気や、機能しない国連など、1930年代の社会不安は、そのままリアルな感覚として現在の状況と妙に重なっていないでしょうか?作品に登場するモチーフ・・・帽子や手袋を着こなす「モボ・モガ」や、レビューの踊り子、革命思想、精神分析、ロンドンタクシー、ジャズなど、この時代ならではのモチーフにも注目。


■ あらすじ

 WON'T LOVERS REVOLT NOW?---いま、恋人達は、反乱しようとしていませんか?

 1930年代のどこかの場末。手袋だけは決して脱がないストリッパーの蝶子(RAY)を見初めたタクシーの運転手、紙雄(土佐正道)は、すべての名字を「スミス」に変えようと企てるテロ組織のリーダー。ある日革命が成功し、ストリッパー達の日常が、変わる---

 ---手と、エロと、テロの話。

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